2020年08月30日

新型コロナ感染では?と思った時に

仙台市医師会が新型コロナの感染者を少ない状態に収束させるために、分かりやすく作成したダイジェストが有用なのでお知らせします。

1)次の方はコロナ感染疑いなので「かかりつけ医」か「コールセンター」へ電話相談して下さい
□発熱(37.5度以上)または呼吸器症状があり、コロナ陽性者と濃厚接触がある
□発熱(37.5度以上)かつ呼吸器症状があり、発症前14日以内にコロナ流行地に滞在もしくは流行地にいた方と濃厚接触がある
2)次の方はPCR検査が必要かどうか判断すべき段階なので、すぐに「かかりつけ医」か「コールセンター」へ電話相談して下さい
□息苦しさ、強いだるさ、高熱のいずれかがある
□重症化しやすい方で、軽いけれども発熱や咳がある
□上記以外でも、発熱や咳が長い間続いている
「重症化しやすい」とは、高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPDなど)の方、透析中の方、免疫抑制剤や抗がん剤を用いている方です
耳鼻咽喉科的には嗅覚・味覚障害が単独で出現した場合でも、総合的な判断の元でPCR検査をすぐに受けて頂くことがあります

新型コロナに関する検査
1)PCR検査:鼻咽頭ぬぐい液を採取し検査するもので、確定診断として信頼されています。6月より唾液でも検査可能になっていますが、その結果についての取り扱いはまだ定まっていません。PCR検査は行政と契約した指定医療機関でしか検査できませんが(保険適応で自己負担分を公費で充当)、一部の民間検査機関でも依頼により検査を実施しています。
2)抗原検査:ウイルスを対象とした検査です。簡易な検査キットで30分程度で結果が出ることがメリットですが、PCR検査に比べて感度が低いです。現在のところ、コロナ疑いの方に抗原検査を行い、陰性だった場合に念のためPCR検査を行うという併用が検討されています。
3)抗体検査:感染後に血液中に出現する抗体を対象とした検査です。様々な検出法の抗体検査キットが市場に流通していますが、精度にばらつきがあり、法律で承認を得た検査キットさえない状態です。WHOは診断目的というよりは疫学調査に利用されるとみなしています。

濃厚接触には定義があります
●接触により感染する期間(感染可能期間)は、接触相手である患者さんが症状を呈した2日前から隔離開始までの間です。
●「患者さんと同居、長時間の接触あり」「適切な感染防御なしに患者さんを診察、看護、介護していた」「患者さんの気道分泌物、体液を直接触れた」「適切な感染防御なしに患者さんと1メートル以内、15分以上の接触あり」これらに該当すれば濃厚接触者として取り扱われます。なお適切な感染防御とは適切なマスク着用・手指消毒を基本とします。
posted by ナカバヤシジビカ at 20:35| Comment(0) | 新着情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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